ウォレン・ハーディング(3)

國分秀星 Q.H.P.


『ウォレン・ハーディング』『ウォレン・ハーディング(2)』の続きです。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

ハーディングの死亡(暗殺)に影響したルナマップを見てみる。

1922年9月21日 日蝕/ワシントンDC
1922年9月21日 日蝕/ワシントンDC

ハーディングが死亡した前年9月に皆既日蝕が起きている。 第10ハウスルーラー木星が第12ハウスルーラー水星とバイオレントサイン中でコンジャンクション、日蝕がMCにオポジション。 大統領に危難がおよび、それが暗殺であることが表示されている。

1923年3月17日 日蝕/ワシントンDC
1923年3月17日 日蝕/ワシントンDC

翌年3月の日蝕でも第10ハウスルーラー土星と第8ハウスルーラー木星の間に直接のアスペクトはないものの、土星が第12ハウス中の日蝕とオポジション、木星とトラインで、土星と木星が間接的に結びついている。

この2つの日蝕をハーディングの出生、該当年のソーラーリターンと比較すると、夫人に暗殺されたことが明らかになる。

内側から、ハーディング出生、1922年ソーラーリターン、1922年9月日蝕、1923年3月日蝕
内側から、ハーディング出生、1922年ソーラーリターン、1922年9月日蝕、1923年3月日蝕

どちらの日蝕も出生のアセンダントルーラー木星とソーラーリターンのアセンダントにスクエアとなり、ハーディングの生命を脅かしている。 また、1923年の日蝕の土星はソーラーリターンのMCに近いところまで来ており、この年、ハーディングの地位に影響をおよぼしている。

さらに、ソーラーリターンの水星(出生でもソーラーリターンでも第7ハウスルーラー)の上に1922年の日蝕の水星(ルナマップで第12ハウスルーラー)があり、ここでも暗殺に夫人が関与したことが見て取れる。

ハーディングが死亡したとき、大統領夫人フローレンス・ハーディングが大統領の司法解剖を拒否したのは、ハーディングの遊説にフローレンスと共に同行していたハーディング家の主治医チャールズ・ソーヤーの勧告による。 奇妙なことに、大統領が亡くなった翌年、この二人ともソーヤーの自宅において相次いで急死した。 ハーディングの閣僚はオハイオ州議会時代の同僚たちで、地位を利用して汚職まみれだった。 それに関して各方面から追求されている最中、ハーディングの周囲では本人を含めて10人もの人間が1年の間に急死している。

フローレンス・ハーディングは夫ウォレンが大統領選に出馬した頃から占星術師マーシャ・チャンプレーのコンサルティングをたびたび受けていた。(*) 噂では、「ハーディングは予備選に勝つことができれば大統領になれるが、任期中に毒によって突然死亡する」とチャンプレーはフローレンスに予言したというのだが、それを聞いた後でその通りのことをフローレンスが自身の手で実行するとは考えにくい。 これは夫人がハーディングを毒殺したと思える状況と占星術師のコンサルティングを受けたという事実が結びついてできた都市伝説だろう。

大統領夫人と占星術師というと、ナンシー・レーガンとジョーン・キグリーが思い浮かぶ。 次はロナルド・レーガンの暗殺未遂について見てみよう。

2010年10月

* Molly Meijer Wertheimer Inventing A Voice: The Rhetoric Of American First Ladies Of The Twentieth Century Rowman & Littlefield 2004
チャンプレーをフローレンス・ハーディングに紹介したのはホープダイアモンドを所有していたことで知られるエバリン・マクリーンであった。

関連アーティクル

  • 『エイブラハム・リンカーン』
  • 『エイブラハム・リンカーン(2)』
  • 『エイブラハム・リンカーン(3)』
  • 『ジェームズ・ガーフィールド』
  • 『ジェームズ・ガーフィールド(2)』
  • 『ジェームズ・ガーフィールド(3)』
  • 『ウィリアム・マッキンリー』
  • 『ウィリアム・マッキンリー(2)』
  • 『ウィリアム・マッキンリー(3)』
  • 『ジョン・F・ケネディ』
  • 『ジョン・F・ケネディ(2)』
  • 『ジョン・F・ケネディ(3)』
  • 『ウォレン・ハーディング』
  • 『ウォレン・ハーディング(2)』

  • [ Home  |  Articles ]
    © 2010 FOL Office. All rights reserved.