ウォレン・ハーディング

國分秀星 Q.H.P.


米国第29代大統領ハーディング暗殺疑惑についての考察です。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

1923年8月2日、米国第29代大統領ウォレン・ハーディングは遊説中に滞在していたサンフランシスコのホテルで急死した。 死因は心臓発作とも脳卒中ともいわれているが、遊説に同行していた大統領夫人が司法解剖を拒否したため、夫人による毒殺が噂された。

ハーディングの出生時刻については午後2時ちょうど、午後2時30分と2種類のデータがある。 観光スポットになっている生家の跡地を基準にして午後1時30分から3時までのアングルを見てみると、アセンダントはうお8〜9度のようだ。

ハーディング 出生
ハーディング 出生

第8ハウスの状態は複雑である。 まず確実に言えるのは、第8ハウス中の火星が月とオポジションであるので急死すること、それが他殺の可能性があることだ。 また、第8ハウスルーラー金星が第7ハウスにあるのは配偶者に殺害される表示であり、バイオレントサインかつ人象サインにあるため、それが強調されている。

さらに月は土星ともオポジションで、土星が第12ハウスルーラーであることから暗殺もあり得る。 第8ハウス中に策略のナチュラルルーラー水星があることも、その裏付けとなるだろう。 この水星は第7ハウスルーラーでもあり、エルシェマリ(さそり17度29分)とコンジャンクトである。 これらのことから、ハーディングは夫人により殺害されたと推論できる。 それが大統領暗殺を意図した者による教唆の結果であればさらに理解しやすい。

ハーディング 1922年ソーラーリターン/ワシントンDC
ハーディング 1922年ソーラーリターン/ワシントンDC

死亡の直前のソーラーリターンを見てみると、火星が殺人・虐殺を意味するダビー(みずがめ2度58分)の上にあり、アセンダントルーラー木星にスクエア、第8ハウスカスプにオポジションになっている。 火星は第8ハウスルーラー太陽ともスクエアである。

月は水星とのオポジションから分離し、木星にオポジション、火星にスクエアで、これらを結びつけている。 第7ハウスルーラー水星と火星はオーブから外れているのが月のトランスレーションによって結びつけられているところが興味深い。

内側:ハーディング出生、外側:1922年ソーラーリターン
内側:ハーディング出生、外側:1922年ソーラーリターン

ソーラーリターンの火星の位置は出生の第12ハウス中で、出生の第12ハウスルーラー土星に対してスクエアとなる。 ソーラーリターンの木星は第12ハウスルーラーでもあり、出生の月にオポジションである。 これを見ればハーディングの死は暗殺によるものであったとしても不思議ではない。

つづく

2010年8月

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