ウィリアム・マッキンリー(3)

國分秀星 Q.H.P.


『ウィリアム・マッキンリー』『ウィリアム・マッキンリー(2)』 の続きです。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

マッキンリーが暗殺された年のイングレスマップを見てみよう。

1901年 春分/ワシントンDC
1901年 春分/ワシントンDC

大統領を表す第10ハウスのルーラー火星が第8ハウスで逆行、第12ハウス中の天王星とトラインとなっている。 さらに海王星とセクスタイル。 この海王星の位置にはベテルギウスがある。 ベテルギウスはオリオン座のα星で、『ジェームズ・ガーフィールド(3)』で述べたように、オリオンは武器を持つハンターである。 火星は天王星と海王星によって第12ハウスとオリオン座のベテルギウスに関連づけられたことになり、大統領が暗殺されることがわかる。

同年5月に起きた月蝕のルナマップにも大統領暗殺が表示されている。

1901年5月4日 月蝕/ワシントンDC
1901年5月4日 月蝕/ワシントンDC

第10ハウスルーラー水星は第12ハウス中の火星とトライン。 水星は第8ハウスルーラーの木星と直接アスペクトは形成していないが、木星が第12ハウスルーラー太陽とトラインで、水星は太陽のオーブ内にあるため、間接的に第8ハウスと結びつけられた。

第12ハウスの火星はレグルスとコンジャンクトしている。 レグルスは名誉・名声をもたらすのでベネフィックな恒星と思われがちだが、火星とのコンジャンクトにより急死、とくに変死を意味するようになる。

第8ハウスルーラー木星はバイオレントサイン中でディスポジター土星とコンジャンクト。 さらに木星はベガとコンジャンクト。 ベガは木星とのコンジャンクトした場合、栄達と同時に挫折を招く。

第10ハウスルーラー水星はミラ(ο Cet)の上にある。 ミラの影響によって、結果がどうなるかを考えずに物事を押し進め、そのため憎悪や敗北がもたらされる。 水星とコンジャンクトする太陽の位置にはメンカルがあり、これも破滅をもたらす。

この月蝕に続いて皆既日蝕が起きている。

1901年5月18日 日蝕/ワシントンDC
1901年5月18日 日蝕/ワシントンDC

第10ハウスルーラー木星は第12ハウスルーラー土星とコンジャンクト。 日蝕は第8ハウスルーラー金星と水星を巻き込み、MCに対してオポジション。 また、火星は日蝕とMCにスクエアとなっている。

これらのマンデンマップとマッキンリーの出生、1901年のソーラーリターンの関連を見てみる。

内側から、マッキンリー出生、1901年5月月蝕、1901年5月日蝕
内側から、マッキンリー出生、1901年5月月蝕、1901年5月日蝕

出生時の水星に対して、月蝕の火星がオポジション、日蝕がスクエアとなっている。 『ウィリアム・マッキンリー』で書いたように、死亡時期から推測するとアセンダントはてんびん22度であり、第12ハウスはおとめ29度で水星がルーラーとなる。(*)

内側から、マッキンリー1901年ソーラーリターン、1901年春分、5月月蝕、5月日蝕
内側から、マッキンリー1901年ソーラーリターン、1901年春分、5月月蝕、5月日蝕

1901年は前半で火星が2度留になったため、あまり火星の位置は変わらず、ソーラーリターンのMC付近にいる。

このソーラーリターンは元の出生時刻を基準にしているが、修正した出生時刻を基準にするとMCはしし26度になり、アルファード(しし25度54分)と極めて近い。 アルファードは強いリーダーシップにより物事を押し進め、その結果、不運とスキャンダルにみまわれる。 月蝕の第10ハウスルーラー水星とコンジャンクトしていたミラと似ている。

また、ソーラーリターンの第12ハウスルーラー金星に対して土星がコンジャンクト、第8ハウス中の月と天王星がオポジションというのも共通している。

2010年4月

* 出生と春分の間にも関連はあるのだが、それについて書くとなると、マッキンリーが生まれた1843年から全てのイングレスマップを見たうえでないと説得力がない。残念ながらそこまでやる暇がないので省略した。

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