ジェームズ・ガーフィールド(3)

國分秀星 Q.H.P.


『ジェームズ・ガーフィールド』『ジェームズ・ガーフィールド(2)』の続きです。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

ガーフィールド暗殺に関連するイングレスマップとルナマップを検討してみよう。

1881年 春分/ワシントンDC
1881年 春分/ワシントンDC

第8ハウスルーラー火星は第12ハウスにあり、第10ハウスルーラー木星とセクスタイル。 木星は第12ハウスルーラー土星とコンジャンクト。 この土星はミラクの上にある。 金星の性質を持つミラクは通常ベネフィックな効果が期待できるのだが、マレフィックな惑星とのコンジャンクトにより社会に騒乱をもたらす。 このチャートの場合の騒乱とは、関与する天体が支配するハウスを考えれば大統領暗殺であろう。

1881年5月27日 日蝕/ワシントンDC
1881年5月27日 日蝕/ワシントンDC

春分から2ヶ月ほど後、アイン(ε Tau)の上で日蝕が起きた。 アインは金星と月の性質を兼ね備え、栄誉・栄達をもたらすが、その後で得た地位から転落することがある。 日蝕はMCと天王星にスクエア、第10ハウスルーラー水星とコンジャンクト、第12ハウスルーラー火星とセクスタイル。

水星は第8ハウスのルーラーでもあり、ドラゴンテール、ベラトリクスとコンジャンクトしている。 ベラトリクスはオリオンの左肩の星で、女戦士という別名をもつ。 オリオン自体が武器をもつハンターであり、それが第8ハウスルーラーとコンジャンクトというのは危険な表示と言える。

1881年6月12日 月蝕/ワシントンDC
1881年6月12日 月蝕/ワシントンDC

日蝕から2週間ほど後にラスアルハゲとレサトの上で月蝕が起きている。 ラスアルハゲはマレフィックや状態の悪い惑星とのコンジャンクトで不運をもたらし、レサトはサソリの尾の毒針で、イングレスマップで触れたミラクと同様に騒乱を意味する。

さらに月は第8ハウスにあり、第12ハウスの火星に接近のトライン。 水星も火星に対してスクエアで、MCには火星がスクエア、水星がオポジションとなっている。 また、第10ハウスルーラー土星と第8ハウスルーラー木星がコンジャンクト。 木星は土星から分離しつつあるのだが、金星がトランスレートしている。 複雑な配置で、このチャート単独では大統領暗殺を予知するのは容易ではない。

ネイタルチャートと並べてみると、これらのマンデンマップがガーフィールド個人に及ぼした影響が明らかになる。

内側から、ガーフィールド出生、1881年春分、日蝕(5/27)、月蝕(6/12)
内側から、ガーフィールド出生、1881年春分、日蝕(5/27)、月蝕(6/12)

まず、イングレスマップの第8ハウスルーラー火星が出生のハイレグ月にスクエア。 第12ハウスの水星が出生第12ハウスの土星にオポジション。 日蝕の土星は出生第8ハウスルーラー火星にオポジション。 月蝕第12ハウスの火星は出生第8ハウスカスプとコンジャンクト、土星は出生第8ハウスルーラー火星とオポジションとなっている。

このように1881年はガーフィールドにとって最悪の年だった。 『ジェームズ・ガーフィールド(2)』で触れた大会合を含むマンデンマップに大統領の死が表示されているのはアメリカ合衆国の運命である。 これらがガーフィールドのネイタルチャートに関係したことが暗殺につながったわけであり、逆に言うと、国家の運命と同期する人物が国家元首になると言える。 引き続き他の大統領についても見てみよう。

2009年12月

関連アーティクル

  • 『ジェームズ・ガーフィールド』
  • 『ジェームズ・ガーフィールド(2)』
  • 『エイブラハム・リンカーン』
  • 『エイブラハム・リンカーン(2)』
  • 『エイブラハム・リンカーン(3)』

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