日本航空123便(3)

國分秀星 Q.H.P.


『日本航空123便』『日本航空123便』(2)の続きです。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

123便の事故があった年の5月5日に月蝕、5月20日に日蝕が起きている。 業務開始時のチャートを見る限りは、月蝕は全日空機の事故を引き起こしたが、日航のチャートは大事故を起こすような関連をどちらの蝕とも持っていない。 しかし日航の高木養根社長と全日空の中村大造社長には2つの蝕の影響が現れた。

高木養根氏は生年月日と出生地がわかっているので、日航の社長就任・辞任の年月日、死亡日時などを手がかりにして出生時刻を推測した。 それに5月のルナマップを重ねてみる。
内側から高木氏、月蝕(5/8)、日蝕(5/20)
内側から高木氏、月蝕(5/8)、日蝕(5/20)

ルナマップは見ずにMCとアセンダントの位置を調整したのだが、こうして重ねてみるとアングルとルナマップが関連している。 とくに両ルナマップの土星が高木氏のMCにオポジションで、社長の地位が脅かされているのが目につく。 さらに、高木氏のチャートでは木星も地位を表しているが、その木星が月蝕の火星とオポジションとなり、それを後押しするかのように、高木氏の第10ハウス中の土星の上で日蝕が起きている。

余談になるが、高木氏が社長に就任した翌年は2月に羽田沖墜落事故、7月には大阪空港でフラップを出さないまま離陸して機体を損傷、9月には上海空港で着陸時のオーバーランと立て続けに日航機の事故があり、引責辞任してもおかしくない状況だった。 羽田沖墜落事故の前月に起きた日蝕は火星が高木氏の第10ハウスルーラー金星にスクエア(ただしこの事故を引き起こしたのは前年7月の日蝕である)、6月の日蝕では土星が高木氏の金星にスクエア、7月の月蝕は高木氏の金星を巻き込み、さらにその金星に対して火星・土星がスクエアになっている。

当時の全日空社長だった中村大造氏についても同様に生年月日と出生地を元に社長就任と死亡の年月日から出生時刻を推測し、それをルナマップと重ねる。 (中村氏は社長在任中に亡くなったので、死亡と同時に社長退任となった。)
内側から中村氏、皆既月蝕(5/8)、日蝕(5/20)
内側から中村氏、皆既月蝕(5/8)、日蝕(5/20)

那覇空港での自衛隊機との接触事故は日蝕の8日後なのだが、月蝕の金星(中村氏のラディックスで第10ハウスルーラー)が中村氏のMCにオポジションなのを除いて、ルナマップは中村氏の第10ハウスとの関連がない。 この事故は離陸許可が出ていないのに滑走路へ侵入した自衛隊機に一方的責任があり、中村氏の地位には影響しなかったためだろう。 日蝕が中村氏の月に対してオポジションなので、月が第10ハウスのルーラーになるのかとも思ったのだが、かにがMCに来るような時間帯では死亡時期が合わなくなる。

中村氏はこの年の8月に膿胸の手術を受け、輸血から肝炎にかかり12月まで入院している。 日蝕が中村氏の第6ハウス(病気)で起こり、月が第8ハウス(手術)のルーラーで第12ハウス(病院)にあることを考えれば、それが中村氏の運輸次官の頃からの持病を悪化させたのだろう。 中村氏は蝕の2年後、風邪をこじらせて肺炎で亡くなった。

これらの蝕は日航の社長の地位、全日空の社長の健康に影響したことになる。 業務開始時の天体がマンデンマップと関連を持っていることが前提となるが、社長のネイタルチャートで第10ハウス関連がマンデンマップの天体からアフリクトされると、その程度に応じた規模の事故が起きると言って差し支えないだろう。

フィクストサインの29度は航空業界特有のディグリーエリアのようで、高木氏と中村氏の他にも岡崎嘉平太氏(元全日空社長)、松尾静磨氏(元日航社長)、利光松男氏(元日航社長)などがフィクストサイン29度に出生時の天体をもっている。 結果として、航空業界に起きることはひとつながりになっていて途切れることがない。 このアーティクルも次第にタイトルの123便とは関係なくなりつつあるので、続きは項を改めることにする。

2007年9月

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  • 『日本航空123便』
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