ジェームズ・ガーフィールド(2)

國分秀星 Q.H.P.


『ジェームズ・ガーフィールド』の続きです。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

ガーフィールドが就任宣誓をおこなった時刻は公式に記録されていない。 当日の本人の日記を見ると、11時55分に上院へ行き、副大統領の就任に立ち会ってから、自分の就任宣誓をしたとあるので、ひとまず12時ちょうどとして就任時のチャートを見てみる。

ガーフィールド 就任
ガーフィールド 就任

第12ハウスのカスプは微妙な位置で、2分ほど後にはサインが変わる。 第12ハウスルーラーが金星であれば第8ハウスルーラーとコンジャンクトであるし、水星であればアセンダントにスクエア。 どちらかというと、前者の方がふさわしく思えるが、そうなると副大統領のチェスター・アーサーもガーフィールドと同じ運命をたどることになる。

ここでアーサーの出生も検討したいところだが、多くの公式資料で生年が1829年となっているのに対して、本人は1830年生まれであると述べたり、出生地もバーモント州であったり、アメリカ国境に近いカナダであったりと、はっきりしない。(*)

いずれにしてもアセンダントルーラー月が第8ハウスの火星とスクエアであるのには変わりなく、これがガーフィールドの出生に影響した。

内側:ガーフィールド出生、外側:就任
内側:ガーフィールド出生、外側:就任

就任時のアセンダントルーラー月は出生の第8ハウスルーラー火星とオポジション、さらに出生の土星(第12ハウス)が就任の太陽(第10ハウス)にオポジション、就任時の水星が出生のMCにスクエアで、 リンカーンの就任時 と同様、どうしてこういう悪い時に就任したのか理解に苦しむ配置である。

就任の翌月、大会合が起きている。

1861年4月18日 大会合/ワシントンDC
1881年4月18日 大会合/ワシントンDC

大会合はシェラタン(β Ari)の上、就任時の金星(おうし0度16分)の近くで起きた。 (それを考えれると、就任時の第12ハウスカスプはおうしと思える。) 木星は第10ハウス、土星は第8ハウスのルーラーで、これがMCと第10ハウスにある火星に対してセクスタイル。 第10ハウスの火星は第8ハウスのアルムーテンで、天王星とオポジション。 総合すれば、大統領が急死することがわかる。

内側:ガーフィールド出生、外側:1861年 大会合
内側:ガーフィールド出生、外側:1861年 大会合

出生との関連を見ると、大会合は出生の第8ハウス中で起きている。 大会合の第12ハウスルーラー金星はガーフィールド出生のハイレグである月とコンジャンクトであった。

ここまで見てきて、ガーフィールドがこの年、大会合が起きた4月から11月の間に死亡、おそらくは暗殺されることがわかった。 引き続き、関連するチャートを検討してみよう。

つづく

2009年11月

* よく見かける1829年バーモント州生まれというデータでは死亡時期が一致しない。

関連アーティクル

  • 『ジェームズ・ガーフィールド』
  • 『エイブラハム・リンカーン』
  • 『エイブラハム・リンカーン(2)』
  • 『エイブラハム・リンカーン(3)』

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