エイブラハム・リンカーン(3)

國分秀星 Q.H.P.


『エイブラハム・リンカーン』『エイブラハム・リンカーン(2)』の続きです。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

リンカーンが暗殺された年のイングレスマップを見てみよう。

1865年 春分/ワシントンDC
1865年 春分/ワシントンDC

第10ハウスルーラー土星に対して第12ハウスルーラー火星が接近している。 第8ハウスにある月はこの火星とオポジション、水星(策略)とスクエア、さらに土星とアスペクトをもっている。 総合して考えれば、大統領が暗殺によって死ぬことがわかる。 木星が別の位置、てんびんやししにあれば命は取り留めたかもしれないが、第8ハウスカスプのすぐ近くでは、そこまでの効力を発揮できなかった。

このイングレスマップにおいて土星は第8ハウスのルーラーでもある。 この土星はリンカーンの出生で第12ハウスにあった月(やぎ27度)に対してスクエア。 またイングレスマップの火星と天王星は就任時のアセンダントルーラー月(いて26度)にオポジション、第8ハウスの月は就任時の第12ハウスルーラー水星(おひつじ0度)にスクエアとなっている。

ここまで見ただけでもリンカーン暗殺は避けられなかったことがわかるが、それを後押しするかのように、暗殺の半年ほど前に日蝕、3日前に月食が起きた。

1864年10月31日 日蝕/ワシントンDC
1864年10月31日 日蝕/ワシントンDC

1864年10月の日蝕では、第10ハウスルーラー金星が第12ハウスにあり、第12ハウスルーラー木星とコンジャンクト。 この木星の位置には突然の攻撃を意味するジュバがある。 第10ハウスには水星があり、第8ハウスルーラー月とコンジャンクト。 この日蝕はリンカーンの出生時の第8ハウスの中で起きたものであり、ルナマップ中の天王星は就任時のMC(うお27度)と第12ハウスルーラー水星にスクエアとなった。

1865年4月11日 月蝕/ワシントンDC
1865年4月11日 月蝕/ワシントンDC

1865年4月の月蝕では、第10ハウスルーラー金星はアルゴルとコンジャンクトでフェラル。 第10ハウスには第8ハウスルーラー月があり土星とコンジャンクト。 月の位置にはスピカがあるので良さそうに思えるが、スピカは月とのコンジャンクトによって、得た名声を失うことを意味する。

第12ハウスルーラー火星はMCに対してスクエア、さらにリンカーン出生の第8ハウスルーラー金星(おひつじ7度)にもスクエア。 土星はリンカーン出生の第8ハウス中の火星とコンジャンクト、第12ハウス中の月にスクエア。 これでは、リンカーンが大統領に就任していなくても、この時期に変死していただろう。

以上のように大まかに見ただけでもリンカーンの暗殺は起こるべくして起きたことがわかる。 引き続き、他の大統領についても見てみよう。

2009年8月

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