エドワード・ケネディ(2)
國分秀星 Q.H.P.

『エドワード・ケネディ(1)』の続きです。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

事故機に同乗していたバーチ・バイについて見てみよう。

バーチ・バイ出生
バーチ・バイ出生(*)

まず、第8ハウスルーラー水星が第1ハウスにあるのが気になる。 この水星が、アセンダントルーラーであり、かつ第12ハウスルーラーでもある土星に接近していることから、暗殺が読みとれる。 また第3ハウスルーラー金星、第9ハウスルーラー火星共に天王星とスクエアで交通事故、旅行中の危難も表示されている。 エドワード・ケネディの墜落事故の同乗者としてふさわしいと言えるだろう。

1964年ソーラーリターン
1964年ソーラーリターン

事故が起きた年のソーラーリターンでは、アセンダントルーラー火星が第3ハウス中バイオレントサインにあり、第9ハウスルーラー月とスクエア。 この月は第8ハウスルーラー水星ともトラインで関わりを持っている。 水星はさらに第12ハウスルーラー金星とアセンダントに対してセクスタイル。 金星は月とセクスタイル、アセンダントにトラインで、やはり暗殺が表示されている。

1964年5月ルナリターン
1964年5月ルナリターン

事故直前のルナリターンは、アセンダントルーラー金星が第9ハウスにある。 金星は第8ハウスのルーラーでもあり、それがアセンダントに対してスクエアというのはかなり厳しい。

『エドワード・ケネディ』 で検討したルナリターンと2週間ほどしか違わないため、やはり土星がデネブとコンジャンクションで、第8ハウスルーラー金星とトライン、第8ハウス中にある第3ハウスルーラー木星とセクスタイル。 もし、これらがバイオレントサイン中でスクエア、オポジションだったら、墜落後、残骸の中から妻やエドワード・ケネディを助け出すことなど、とても不可能だったろう。 木星が金星を支えていることも、致命的なダメージを受けなかった要因である。

土星は第3ハウス、第9ハウスのカスプに対してスクエア。 第8ハウス中の水星が第9ハウスルーラーであると同時に第12ハウスのルーラーでもあることから、やはり暗殺を狙った事故と見て差し支えないだろう。

内側から、バーチ・バイ出生、1964年ソーラーリターン1964年5月ルナリターン
内側から、バーチ・バイ出生、1964年ソーラーリターン1964年5月ルナリターン

ソーラーリターンのアセンダントルーラーであり、出生の第9ハウスルーラーである火星が出生のアセンダント上に来ている。 火星は出生では第10ハウスルーラーだから、通常であれば昇進・栄達を期待するところだが、こういう場合は危険だと理解できる。 これとは逆に、出生の第8ハウスルーラー水星がソーラーリターンのアセンダントにスクエア。

ルナリターンの第3ハウスルーラー木星は出生第8ハウスルーラー水星にスクエアとなっている。 他にルナリターンの土星が出生第9ハウスルーラー火星にセクスタイルであるくらいで、出生とルナリターンの間に強い結びつきはない。

それに加えて、出生のアセンダントルーラー土星に対してソーラーリターンの木星がトラインであることから、最悪の事態には至らなかった。

エアロコマンダー680型機はパイロットを含めて6人乗りで、2×3の座席配置になっている。 パイロットとエドワード・モスは最前列、エドワード・ケネディは2列目で、最後列のバーチ・バイ夫妻と向かい合っていた。 この着座位置が生死の分かれ目となった。 チャートに表示された運命の違いはこういうところに現れる。

つづく

2013年9月

* 経歴を元にアングルを調整した。 存命の人物であるため事故以外の事柄には触れていない。