中華航空2265便

國分秀星 Q.H.P.


中華航空2265便墜落事故についての考察です。 著作権はフォル事務所にありますので、転載・引用の際はご一報ください。

1986年2月16日、台北発澎湖諸島行き中華航空2265便(B-737)は馬公空港の滑走路に着地した際に機首のタイヤがバーストしたため着陸復航したところ海中に墜落し乗員乗客13名が犠牲となった。

中華航空の広報が発表した2265便の出発時刻は午後6時9分だが、ディセンダント付近に木星があり、6時9分20秒に第8ハウスカスプのサインがうおからおひつじに変わるので時間はかなり気になる。 バイオレントサインにある木星に月が接近のスクエアだから第8ハウスカスプがうおでもおかしくはないが、事故の状況から木星が第8ハウスルーラーとは考えにくいことと、中華航空業務開始時の天体配置からアセンダントを調整して6時9分23秒としてチャートを作った。

中華航空2265便出発
中華航空2265便出発

アセンダントルーラー水星がアセンダントに対してオポジション、火星・土星とスクエアで事故が表示されている。 火星は第8ハウスルーラーであり、土星は自滅を意味するアンタレスのすぐ近くにあるから、とくに危険だ。 アセンダントルーラー水星は第10ハウスのルーラーでもあり、機長にも影響が及ぶ。 そう考えれば火星と土星がMCにオポジションであるのも理解できる。

内側:中華航空業務開始、外側:2265便出発
内側:中華航空業務開始、外側:2265便出発

業務開始時のチャートと2265便出発時のチャートを重ね合わせると、機長に対する影響がはっきりする。 中華航空の業務開始時、第10ハウスルーラー火星はアンタレスとコンジャンクションだった。 2265便出発時の火星と土星が業務開始時の火星にコンジャンクションで、ラディックスの表示を強調しつつアフリクトしていることになる。

着陸復航は、着陸のために速度を落としているところを上昇し、旋回して再び滑走路に進入することだが、じゅうぶんな揚力が得らる速度に達しないうちに旋回すれば墜落する。 また、タイヤがバーストしたのは着陸時に制動をかけすぎた結果だろうと想像できる。 業務開始時の第10ハウスルーラー火星がアンタレスのコンジャンクションであるのは、パイロットの大胆な行動によって自滅することを意味している。

次に日蝕の影響を見てみよう。

内側から2265便出発、日蝕(1983/12/4)、日蝕(1984/5/31)
内側から2265便出発、日蝕(1983/12/4)、日蝕(1984/5/31)

1983年12月の日蝕は2265便出発時のアセンダントと第10ハウスのルーラー水星にスクエア、土星とコンジャンクション。 1984年5月の日蝕は2265便出発時の水星にスクエア、土星と第8ハウスルーラー火星にオポジション。 この日蝕は自己破壊を表すアルデバラン(ふたご9度34分)の上で起きている。

内側から2265便出発、日蝕(1984/11/23)、日蝕(1985/11/12)
内側から2265便出発、日蝕(1984/11/23)、日蝕(1985/11/12)

1984年11月の日蝕は2265便出発時のアセンダントにスクエア、MCにオポジション。 1985年11月の日蝕は2265便出発時の月にオポジション。

中華航空業務開始時のチャートは2265便出発時よりも多くの日蝕から影響を受けている。

内側から中華航空業務開始、日蝕(1981/2/5)、日蝕(1983/12/4)、日蝕(1984/5/31)
内側から中華航空業務開始、日蝕(1981/2/5)、日蝕(1983/12/4)、日蝕(1984/5/31)

1981年2月の日蝕は2265便の事故が起きた時にはまだ有効期間中で、中華航空業務開始時のアセンダント上で起きた。 1983年12月の日蝕は業務開始時の第10ハウスルーラー火星とコンジャンクション。 1984年5月の日蝕は業務開始時の火星にオポジション。 ここでも第10ハウスへの影響が顕著である。

内側から中華航空業務開始、日蝕(1984/11/23)、日蝕(1985/5/20)、日蝕(1985/11/12)
内側から中華航空業務開始、日蝕(1984/11/23)、日蝕(1985/5/20)、日蝕(1985/11/12)

1984年11月の日蝕は業務開始時の第8ハウスルーラー水星とコンジャンクション。 この日蝕はリゲルケンタウロス(さそり29度20分)の近くで起きている。 全日空533便も着陸復航の際に墜落したが、その時も出発時のアセンダントルーラー水星がリゲルケンタウロスとコンジャンクションだった。 (『全日空60便・533便(4)』参照)

1985年5月の日蝕はアルシオーネ(おうし29度47分)の近くで起き、業務開始時のMCにオポジションで、月と火星の性質を持つアルシオーネの影響を第10ハウスへ伝えた。 1985年11月の日蝕は、日蝕そのものは関わっていないが、ビンデミアトリクス(てんびん9度44分)のすぐ近くにある火星が業務開始時のアセンダントルーラー土星にスクエア、日蝕の土星が業務開始時のMCにコンジャンクションとなった。

『中華航空204便』では、ビンデミアトリクスの上で起きた日蝕が業務開始時のアセンダントルーラー土星にスクエアとなっているのを見た。 ルナマップ中の天体がビンデミアトリクスとコンジャンクションになるとき、中華航空は注意しなくてはならないだろう。

2017年5月

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